システム開発といえばどこから手を付けていいか分からないという方も多いようですが、手順を踏み、人員と時間をかければ実現可能なことが多いです。手順については主に4つに分けられます。最初は聞き取りです。発注者が何を求めているのかを把握し、実現可能な案件として提案します。
発注者さんの同意が取れれば実際のコーディングための準備を行います。コーディングには仕様書が必要ですが、仕様書を作る作業担当者は発注者と同意した内容を元に外部から設計していくことが多いようです。設計では画面の設計から始まり、場合によっては動作させるサーバなどの選定もこの段階で行われます。コスト面との兼ね合いもあるのでサーバについては余力がそれほど無いサーバとなることもあり、その場合にはコーディングにかかる負担が増えることになります。
外部設計が終わるとコーディングのための設計を行います。コーディングにはシステムの全体像を把握しておくことが理想ですが、実際には担当するモジュールのみを見る場合がほとんどです。複数のモジュールが連携する場合でも連結テストにプログラマが立ち会わないこともあり、システム開発において横の連携をどこまで取れるのかも重要なチェック項目です。コーディングが終われば各種テストが行われます。
テストは開発会社側で動作テストまで行い、運用テストは設置場所で行なうのが一般的です。運用テストではマニュアルも用意され、実際の稼働状況を再現して行なわれる事となります